Research

研究内容

高温物体の冷却における伝熱面の濡れ開始のメカニズム
膜沸騰は,高温物体の冷却時に蒸気が固液接触面を覆ってしまって 伝熱性能が著しく低くなる沸騰の様相です。 物体の温度が下がって膜沸騰が終了する時の様子について, 高速度ビデオを用いた観察とその画像の解析,伝熱解析を組み合わせて そのメカニズムの解明に挑んでいます。

蒸発しながら管内を流れる流体の流動様相と伝熱特性
冷媒HCFC123(今となっては古い冷媒なのですが)と薄肉の銅製の内面ら旋溝付管を用いた 管内蒸発流れの実験を行い,圧力損失,伝熱特性,流動様式等の計測と測定結果の整理を試みます。

熱物性推算プログラムの開発と利用法について
水や空気等の流体の温度,圧力,密度,エンタルピ,粘性係数,熱伝導率等の熱物性値を 計算するプログラムライブラリ-PROPATH-について,本体および利用法につ いて開発と検討を行っています。 (本HPの右上のW-PROPATHはその検討結果(途中ですが)の一例です。